聞き逃してはいけない宝となることば

がむしゃらに子育てをしていると、

突然、我が子がびっくりするようなことを言ってくることがありませんか?

 

息子が4歳のとき、カトリック系の幼稚園に通っていた。キリスト教信者ではないのだか、その時に住んでいた地域で一番近い、かつバス送迎がある幼稚園を選んだらカトリック系幼稚園だったという訳だ。夫の転勤で引っ越し。しかも娘を産んだばかり。慣れない土地で、頼れる親も友人もすぐには会えない。夫は仕事で毎日帰りが遅いので、母子家庭状態。毎日が必死だった。私がいらいらしながら夫の愚痴をこぼしていたら、息子がひとこと。

 

お母さん、きれいな気持ちは白いお心になるんだよ。駄目だよ、お母さんのお心が黒いお心でいっぱいになるよ。お母さんのお心が白いお心でいっぱいになりますように!神様お願いします。我らの罪をゆるしたまえ〜。

 

そりゃぁ、もぉ、ビックリ。かわいいやら、突き刺さるやらで、涙が溢れてきて。すると息子はダッシュでティッシュを1枚とってきて、私の涙を必死に拭いて、ごめんね!ごめんね!大丈夫?と。

 

白いお心にならなきゃ!と息子から教わりました。子供ってすごい。

その後、再び転勤で幼稚園を変わり、小中高とキリスト教とは無縁の生活を過ごしたので、神様の教えをすっかり忘れてしまった息子ですが、私の胸の中には、今でも鮮明に焼き付いています。勿論、自分だけのものにするにはもったいないので、そういったタイミングのときには、夫や子供たちにもこのことばを伝えます。すると何故かほっこりした気持ちになれるのです。

 

宝となることば、ちゃんとキャッチしてますか?