十薬のどくだみ

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子供の頃から、健康に良いとされるお茶をいろいろと飲んでいる。母が薬草などを干して、煎じてお茶にしていたからだ。その中でも、今でも母がよくウチに持ってくるのが、どくだみ。母のこだわりの場所で摘んだどくだみを干して茶葉となったものである。母曰く、どくだみは十薬と言って沢山の効能がある。いろんな解毒作用があるから飲みなさい、と。効能については、ネットで調べると沢山でてくる。飲み方や飲むタイミングなども。私は幼い頃から飲んでいるが、母は土瓶で煎じたり、やかんでぐらぐらと麦茶のように沸かしたり、ときには、緑茶のように急須で淹れたりといろいろな飲み方で飲ませてくれていた。時々、ネットでどくだみ茶は、あの独特の臭みがない、お茶になると消えるとあるが、少なくとも母のどくだみ茶は臭みなど消えない。消えるとすれば、かなり時間が経過したものくらい。新茶の香りが強いのと同じかも、しれない。独特の臭みを振りまいている。けれど私はこの香りが嫌いではない。姉と妹は、母の作る薬草茶を匂いや味を嫌い、飲んでいない。姉妹の中で私だけが肌トラブルがない。体質のせいか、いろいろなお茶のおかげなのかはわからないが、ニキビなどに悩まされたことがない。母に感謝。お母さん、ありがとう。